GPTWジャパンオフィシャルブログ

広島東洋カープに学ぶ連帯感の高め方

2016.11.15

今年のプロ野球界では、惜しくも日本シリーズには敗れたものの、25年ぶりにリーグ優勝を果たした広島東洋カープが大いに世間の注目を集めました。広島優勝の鍵は様々な議論を呼ぶところではありますが、その理由のひとつは優れたチームづくりにあったと言われています。

他球団と比べて十分な資金がない中でも、いかに個人の能力を引き出し、一人ひとりが連携しながら強いチームをつくるかということに注力をしたそうです。実際、今回の優勝を牽引した広島の投手クリス・ジョンソンも「チームの連帯感や絆がここまでチームを押し上げた」と語っています。

言ってみれば、GPTWで定める“働きがいの5つの要素”のうち、「連帯感」を高めることに成功したチームだと言う事ができるのではないでしょうか。

広島がどうしてこのように「連帯感」のある組織づくりができたのか、今回は以下の2点に着目してみました。

  • 1.
    「有力チームに入って早くスターになりたい」という選手を獲得するのではなく、「チームメンバーや地元ファンと喜びを分かち合いたい」という思いを持った人をスカウトする
  • 2.
    球団社長やスカウト担当が、こまめに選手に電話やメールをしたり、家に招いて食事会を開くなど、グラウンド外のコミュニケーションにも注力する

こうした取り組みは、一般企業においても同様に当てはめて考えることができます。 具体的には、1.は「企業理念に共感する人を採用し、同じ思いをもった人が一緒に働く環境をつくる」こと、2.は「プライベートも含めて交流する機会を設定し、仕事を超えたコミュニケーションの土台をつくる」ことと考えることができます。

実際に、GPTWで発表しているベストカンパニーでの事例を見てみましょう。

1.「企業理念に共感する人を採用し、同じ思いをもった人が一緒に働く環境をつくる」

  • 入社を決める前の最終選考段階に、バーベキュー大会やスポーツ大会、さらには事業方針共有の会議に参加してもらい、ありのままの会社の姿を理解した上で入社を決めてもらう
  • 一方的な情報提供ではなく学生が主体的に情報収集を行うことで会社を理解してもらうために、学生が自由に社内を回り興味のある社員にインタビューしてもらい、自分のやりたいことや目指す姿を具体的にイメージできるようにする
  • 採用では合宿形式で応募者のキャリアビジョンや自分がどういう人間になりたいのかということをとことん掘り下げ、会社のビジョンと合致するのかを双方に確認する

2.「プライベートも含めて交流する機会を設定し、仕事を超えたコミュニケーションの土台をつくる」

  • 定期的に社長の自宅でパーティを開催し、社長の家族が手料理をふるまう。社長自身やその家族のふだんの様子から社長の人となりを知ることができ、オフィシャルの場でも気軽にいろいろと相談しやすい関係を築くことができる
  • 月1回の誕生日会を開催し、職場のメンバーに加えて社長や役員もその場に参加してざっくばらんな話をする。会社の将来や一人ひとりの未来について前向きに語ることで、相互の思いを交流させる
  • 職場の懇親会の費用を会社が負担する。職場内でのインフォーマルな場を通じて関係性を作り上げていくことを支援する

連帯感のある組織づくりは一足飛びに醸成できるものではありません。オンオフそれぞれにおける丁寧な対話や、従業員のその時々の状況に応じた適切な支援を通じて互いに強い絆で結ばれていくのだと思います。

今回の広島の活躍は、「連帯感」を高める重要性とそれが組織成果に与える影響について改めて気付かされるきっかけとなりました。

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