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職場で運動会?楽しさを分かち合う体験が職場に変化を起こす!?

2017.9.29

秋、この季節ならではのイベントと言えば、“運動会”もその一つ。多くのビジネスパーソンにとっては、子供の頃の楽しい思い出に過ぎないかも知れません。

しかし、今、この運動会を“会社の公式なイベント”として本格的に導入しているベストカンパニー(働きがいのある会社)は案外多いのです。社員の参加率もよく、「強いきずなを感じた」など参加後の満足度も高いようです。

職場にもたらされる効果

社内運動会といえば、高度成長期の日本企業で流行った一昔前の行事といったイメージがあるかも知れません。「若い社員が積極的に参加してくれるのか?」という懸念の声もあるでしょう。

しかし、実際うまくいっているベストカンパニーに話を聞いてみると、仕事から離れた空間で、役職や職種、年齢などに関係なく、全員で頑張ったり、協力し合う体験ができるので、職場での一体感の醸成に一役買っているようです。お祭りに参加するような楽しさがあるので、同僚の今まで知らなかった新しい面に気がついたり、あまり接点のなかった他部署の人を気軽に知る機会にもなります。

当日だけでなく、数ヶ月前から職場ぐるみや部門横断で編成されたチームで練習に取り組む会社もあり、仕事以外の趣味や家族のことまでお互いの理解が進む場合もあるようです。実施後は、「先輩や後輩と話す機会が増えた」、「部門連携のプロジェクトが立ち上がった」、「社内に知り合いが増えて、わからないことを気軽に相談できるようになった」というよい変化も表れるようです。いわば、“たて・よこ・ななめの関係”がつくられているのです。

“たて・よこ・ななめの関係”が必要なわけ

運動会を実施する企業には、組織において“たて・よこ・ななめの関係”を深め、従業員一人ひとりが豊かな人間関係を持つ機会にしてほしい、という期待があります。それは、職場での協力や他部門との連携が促進されるばかりでなく、長期的には、従業員個人のキャリアにとってもよい効果があると考えているからです。

たとえば、職種によっては、一日中デスクに一人で向かって仕事を完遂しなければならず、業務上の協働がしにくいという場合があります。いざ、他のメンバーに協力してもらいたい時があっても、誰に頼んでよいのかわからず悩んでしまう。気軽に声をかけられる人がいないために、時間がかかったり、プロジェクトが滞ったりと、全体でみると非効率が生じている場合もあるようです。そんな時、“たて・よこ・ななめの関係”があれば、同僚に気軽に相談したり、難しい部分を他部門のスペシャリストに支援してもらうといった協力や連携を引き出せるでしょう。

また、若手の離職率の高い企業では、仕事やキャリアに不安を抱えていても、身近に相談する人がいないために、退職してしまうということもあるようです。もし、上司と直接話すことが躊躇される場合でも、他部門の管理職に知り合いがいれば相談してみることもでき、一人で考え込んでいた結論とは違う解決が見出せるかも知れません。豊かな人間関係があることが、いざというときに、個人や組織にとって、セーフティネットにもなり得るのです。

相互理解は楽しさの中から生まれやすい

“たて・よこ・ななめの関係”をつくるには、従業員同士がお互いを知り、理解し合うことがベースになります。自己開示とコミュニケーションのあり方を示した、有名な“ジョハリの窓”という考え方においても、「『自分の知っている自分』と『他者が知っている自分』がより一致していると、両者に良好なコミュニケーションが生まれる」と言われています。

では、人はどのような状況に置かれると相互理解が進むのでしょうか。企業研修の冒頭でよく行われるアイスブレイクセッションを考えてみましょう。アイスブレイクとは、初対面やあまり親しくない参加者とお互いに話しやすくする手法のことです。たいてい、一緒にできる簡単なゲームをして緊張をほぐし、場をなごませたり、楽しい雰囲気づくりをします。

人は楽しい雰囲気では、心身共にリラックスできるので、他者に対しても寛大になり、相手の言うことを素直に聞いたり、自分についてもオープンに話しやすくなります。一方で、つまらなく、退屈した雰囲気では、気分も沈鬱とし、相手への関心も持ちにくく、他者の話に耳を傾けたり、自分の話をすることも消極的になります。このように考えてみると、相互理解を促進していくには、参加者が楽しさを感じられることが、ひとつの大切な要素であると言えるでしょう。

“運動会”は、そのような場の具体的な一例ですが、その他ベストカンパニーでは、金曜日の夕方に集まって好きなドリンクやお菓子を食べる“ハッピーアワー”、全員が仮装して参加する“ハローウィンパーティー”、家族も参加する“ファミリーデー”などを行なっています。いずれも、楽しい雰囲気を演出しながら、相互理解・相互交流を深めることに一役買っている施策であると言えるでしょう。

自社に合った施策を考えることが重要

ただ、こうした施策はいろいろありますが、単純に他社のまねをしても効果が出るとは限りません。自社の企業文化や従業員の特性に合った内容にすることが大切です。一体どういう施策を行えば、みんなが楽しんで参加してくれるのか、考えをめぐらせることが重要です。

また、同じイベントや施策であっても、そのやり方や内容は異なるかもしれません。たとえば同じ運動会であっても、場合によっては、若くて体力に自信のある人が多く、競争するのが好きな会社であれば、“リレーや綱引き”、比較的年齢が多岐にわたっている場合には、みんなで楽しめる“玉入れ”などが考えられるでしょう。

せっかく企画したイベントでもつまらない内容であったり、義務化してしまえば従業員はやらされ感にあふれ、やがて形骸化してしまう恐れもあります。みんなに喜ばれ、楽しめる施策にするためには、企画のプロセスに従業員に参加してもらったり、実施後にはアンケートを配って、率直な感想を聞いてみるのもよいでしょう。

これから秋本番、あなたの職場でもみんなが楽しめるイベントを企画してみてはいかがでしょうか?

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