ご受講いただいた背景、期待

GPTWの「働きがいのある会社」ランキングに参加しています。常に組織の向上のために施策を練る部署にいるので、それをさらに磨くためのヒントが得られればと期待して、研修に参加しました。他社の好事例も知りたいと思いましたし、施策を設計するにあたりノウハウがあるなら、ぜひ学んでみたいと思いました。また、目的はやや異なりますが、当社でもグローバルで統一された自社のマネジメント研修を多く展開していることもあり、GPTWのグローバルで展開されている研修の内容自体にも興味がありました。

Giftwork® についてのご意見、ご自身のGiftwork® 体験など

信頼の醸成につながる "Giftwork®" というコンセプトを聞いて、社内でよく語られている "Go Beyond" （顧客の期待を超える）という価値観を思い出しました。もともとお客様の「期待を超える」ということに馴染みのある職場と言えるかもしれません。なので、概念にはすぐに共感できました。
改めて自職場（人事本部）での例で考えてみると、毎年年初の "キックオン" 会議（一般的にはキックオフと呼ばれていますが）での部内表彰式がそれにあたると思いました。過去1年間、スタッフの様々なチャレンジを丁寧に観察し、全部員の前でその努力を称えるのです。表彰は私たち人事が大切にしている価値観やミッション、行動に照らして、全員投票して決めています。表彰名もユニークなものを名づけて盛り上げています。お祝いとして、人事本部長からそれぞれの表彰にちなんだ本を受賞者へ贈呈しているのですが、スタッフの今後の成長への期待も感じるらしく、みなとても喜んでいます。

研修内容についてのご感想、他の研修と比較したときのよい点など

異業種交流型のコースに参加したので、他社の "働きがい" に向けた取り組み内容を聞けたのは本当に良かったです。また自社の取り組みも共有する中で、当社がうまくできているところを再確認できたり、反対に改善ポイントも見出すことができました。
特に気づきになったのは、「何をやるかということよりも、どうやるか」ということ。
同じアイディアでも企業文化やチームメンバーに合わせたやり方を追求するなら、それはオリジナルなものだし、難易度も高くなると思いました。そういう意味で、「どうやるか」を考える4つのステップを研修で習得できたことは大きいし、今後も大切にしていきたい学びでした。
人事本部としては、従業員一人ひとりの働きがいにつながる全体的な施策を策定していますが、その意味でもこのステップは活用できると思っています。

受講がきっかけとなって、職場や部下に働きかけていること、心がけられていること

当社は「働きがいのある会社」に認定されていますが、それを語るときには単に「働きやすい会社」と受け取られないように心がけています。働きやすさだけが "働きがい" ではないと思いますし、一人ひとりの「成長したい」「認められたい」というところが "働きがい" に繋がると強く信じています。また、会社としてもそれを大いに支援しています。その一方、個人的な想いとしては、最終的には働きがいは自分で見つけるものだと思っています。以前、当社の社内報の企画で「働きがいって何だろう？」というアンケートをしたところ、多かったのは「職場の円滑な人間関係」や、「お客様からの評価や感謝」、「自己成長」などでした。必ずしも「いい給与」や「人事制度、福利厚生」ということではなかったですね。会社が何を与えてくれるのかという側面より、むしろ、自発的にチャレンジして、勝ち取ったものにこそ "働きがい" を感じる従業員が多いようです。今後もそういったチャンレジを思う存分できる環境を整備したいと、改めて思っています。