お知らせ
【外部イベント】日本銀行 金融機構局 金融高度化センター主催 ITを活用した金融の高度化に関するワークショップ(第3期)
2018.5.31
4/17に日本銀行 金融機構局 金融高度化センター主催・ITを活用した金融の高度化に関するワークショップ(第3期・第5回「ワークスタイル改革」)に当機関シニアコンサルタント・小林順子がゲストスピーカーとしてお招きを受け、ラウンドテーブルに参加いたしました。
本ワークショップでは、基調講演として企業の働き方改革を支援する株式会社 クロスリバー 越川 慎司 氏より働き方改革の成功のポイントをお話しいただいた後、株式会社あおぞら銀行や株式会社北陸銀行から自社の取組みについて発表がありました。
それを受けて、ゲストスピーカーやワークショップメンバーからワークスタイル変革を推進する上での考え方や懸念点についてそれぞれの立場から活発に意見が述べられました。
GPTWからは、「働きがい」の定義をご説明した上で、多くの企業で取り組まれている「働き方改革」は「働きやすさ」に関連するものが多く、それだけでは「働きがい」が高まらないことから、「働き方改革」の目的を明確にし、同時に従業員の「誇り」や「連帯感」を高めていくことが必要であることをお話させて頂きました。
全体を通し、金融機関におけるワークスタイル変革には以下のポイントが重要であることが確認され、これまでの常識や既成概念を打破していくと共に、ITツール活用による仕組みづくりは不可欠であるが補完的なものであることが議論の焦点となりました。
⑴ ワークスタイル(働き方)変革は、手段に過ぎないため、何のために進めるのか目的を明確にすることが大事である。 その目的は多くの場合、「会社の成長・存続」、「社員の幸せ」につながるものである。
⑵ ワークスタイル変革にIT の活用は重要ではあるがそれだけでは不十分であり、制度や仕組み、企業文化に 定着させるための意識改革が成功のカギとなる。
⑶多様かつ柔軟なワークスタイルを認めることで、企業と働く人の双方にとって Win-Win の環境を実現し、 最終的に働きがいの向上にもつなげていくという視点が重要である。
本ワークショップの詳細は下記サイトよりご覧頂けます。
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2018/rel180413a.htm/