ご受講いただいた背景、期待

当社は「働きがいのある会社」ランキングに参加していますので、職場づくりについてもっと理解を深めたい、という動機で受講しました。日頃、GPTWの関連セミナー等にも参加させていただいていましたが、研修というのは体系的に知識が学べる場ですし、期待して参加しました。

Giftwork® についてのご意見、ご自身のGiftwork® 体験など

当社では、マネジメントに対しては「部下を支援して個人の能力を開発させる」ことが明確なミッションとして与えられています。上司が部下と深く関わることが期待されているんですね。そのために一番有効と考えられているコミュニケーションは、一対一のミーティングを頻繁に持つことです。たいてい週1回はそういう機会を持っている管理職が多く、少ない人でも最低1ヶ月1回は場を設定しています。話す内容は業務の進捗のみならず、家族のことなどプライベートにも及んでいるようです。よく個人面談といえば評価がらみの面談が想起されますが、そういうはっきりとしたテーマをもって臨むことはほとんどないですね。当たり前の行動として習慣化されています。グループでの会議と比較して、運用が大変な側面もありますが、頻度を上げればあげるほど、マネジメントし易いという効果も共通認識なので軽視する人はいません。この研修でも「個人をよく見る」、「傾聴する」などが基本のステップに組み込まれていますが、まさに同感です。単に飲み会に一緒に行く、ということでは決して補えない側面があります。

研修内容についてのご感想、他の研修と比較したときのよい点など

マネジメントをされる方なら、基本的に備えたいスタンスについて触れた研修だと思います。人の気持ち、感情を大事にしようというところにフォーカスしていますので、なかなか受講の機会がない研修だとも言えますが、「働きがいのある会社」を担うマネジメントには必要能力だと思っています。従業員を単なる人手ではなく、人として見て尊重する、もっと言えばその人の幸せを考えてみる。人間として踏み込んだ付き合いを考え直させるような研修でしたね。能動的に意見を発する場面が多い研修でしたが、職場のメンバーを一人思い浮かべて考えてみてください、というのはとてもユニークなアプローチでしたし、その時に考えたことは職場に戻ってすぐに役立ちました。

受講がきっかけとなって、職場や部下に働きかけていること、心がけられていること

マネジメントに携わるようになってから、自分自身の成長は、「部下が満足して働いているか、成長できているか」、「彼らの働ける環境をちゃんと作れているか」、といった側面から確認しているように思います。業績達成ももちろん大切なことですが、彼らの思いや気持ちに寄り添っていきたいと思っています。とはいっても「働きがいのある会社」はマネジメントの努力のみならず、共に働く仲間たちも同様に他のメンバーを思いやれることが必要ですね。特に当社はそんな人材を求めていて、採用時にはクロスファンクションで協働できる人材かどうかを重要視しています。自分の仕事の領域を超えて全体最適を見据えた上で一歩先の行動ができることが大切なのです。その意味で、Giftwork®がメンバー間にもやりとりされていくことが理想ですね。