「働きがい」とは?
GPTWの考える働きがい
Great Place To Work®(GPTW)は、「働きがいのある会社」とは「働きやすさ」と「やりがい」の両方がかね備わった組織であると考えています。
心理学者のハーズバーグは、「満足」に関わる要因(動機付け要因)と「不満足」に関わる要因(衛生要因)は別のものであると説いています。GPTWの考える「やりがい」は動機付け要因に関連し、「働きやすさ」は衛生要因に関連します。
国を挙げて推進されている「働き方改革」の多くの施策は、“働きやすさ”を改善していくことに主眼を置いているようです。GPTWでは、“働きやすさ”は重要なテーマではあるものの、それだけではなく“やりがい”をもたらすことが「働きがい」を高め、業績を向上させていく上で重要だと考えています。
働きがいと業績
「働きがいのある会社」ランキング選出企業(ベストカンパニー)の株価のリターンは、その他の主要な株価指数と比べても高い傾向にあります。
2010年の「ベストカンパニー」のうち、上場している10社に、ランキング発表後の2010年3月末に等金額を投資した場合、2021年3月末時点でリターンは280.4%(年率換算前)。同時期のTOPIXと日経平均のリターンはそれぞれ99.6%と163.1%であった。
「働き方改革」で業績は向上するのか? ~"働きやすさ"、"やりがい"と業績の関係~