データが明かすシニア活躍企業の3つの共通点|シニアランキング1位DHL事例とともに解説
少子高齢化による人手不足を背景に、シニア従業員の活躍推進が急務となっています。しかし企業によって取り組みに差があり、シニアの働きがいにはばらつきが見られるのが現状です。そこで今回、GPTW Japanシニアコンサルタントの今野が、ランキング選出企業のデータ分析からシニアが活躍する職場の3つの共通点を解明。シニアランキング1位のDHLジャパン事例とともに解説します。
2025年版日本における「働きがいのある会社」シニアランキングとは?
Great Place To Work® Institute Japan(GPTW Japan)は、「働きがい認定企業」(2023年7月~2024年9月調査実施)の中から、特にシニア(管理職を除く55歳以上)の働きがいに優れた企業を各企業規模部門別に選出しました。シニアランキングは2022年より発表を始め、今年(2025年)で4回目となります。各国ランキングに付随するサブランキングや優秀企業賞などの発表は、文化背景などを受けて各国で独自に設定しており、日本においては「女性」、「若手」など複数のテーマで発表しています。シニアランキングの評価観点は、1)「管理職を除くシニアの 働く人へのアンケートの結果」、2)「シニア従業員比率などの基本会社データ」の2つです。日本における「働きがいのある会社」ランキングにエントリーした企業は自動エントリーとなります。
DHL Express
評価ポイント
一貫したピープルファーストの戦略を掲げ、様々な施策を通じて連帯感の高い風土や働きやすい環境が整えられています。また、シニア層においては特に「誇り」が高く、事業が世の中へ貢献できていることを感じられています。
ディスコ
SAPジャパン※1
アッヴィ
電通総研
日本シノプシス
評価ポイント
教育の機会や働き方などを中心に、DE&Iに対する取り組みが充実しています。また、属性によらない公正さが組織に浸透しており、シニア従業員が安心して働ける環境が整えられています。
Cadence
ワークデイ
ユニオンシステム
プロロジス
シック・ジャパン
評価ポイント
ビジネスの秘訣は人にあるという信念のもと、バリューの1つに”People First”を掲げています。社員同士が感謝や賞賛の言葉を送り合う文化が浸透しており、シニア層においても「連帯感」が特に高く評価されています。
いわい
永田屋
オーツー・パートナーズ
ルンドベック・ジャパン
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2025年版「働きがいのある会社」調査から見えてきた最新の働きがいの状況について、データや事例とともにご紹介!